アンティーク家具の脚折れ修復 その3

こんばんは。

なんか鼻がむずむず、目がごろごろ、鼻水じゅるじゅる・・・
これはまさか・・・
早すぎる・・・
言葉に出すと余計ひどくなってきそうな気がするので
いいません!!

さて前回はアンティーク家具の脚折れの修復で
木工作業は終了しました。

今回はいよいよ
塗装に入りたいと思います。

はたがねをはずししっかりと接着しているかを
確認します。

ここから塗装作業です。

折れの修復箇所をサンドペーパーで均します。

折れの部分を段差のないようにサンドペーパーをかけることが重要です。

段差が残っていたりするとどんなにきれいに塗装しても目立ってしまい
そんなものは修復とはとても呼べません。

折れの周辺もケンマロンで軽く磨きます。
ケンマロンとは

台所などで使う硬いのと柔らかいのが二層になっているスポンジの
硬い方だけのものがケンマロンといいます。
このケンマロンすっごく優れものです。

アンティーク家具がイギリスから輸入されてきた状態のお話は前にしたと思いますが、多分・・・

とにかく汚い、塗装が荒れています。

その表面をケンマロンで擦ることで汚れがとれ、
木部の塗装の荒れをきれいにしてくれるのです。
あまりにひどいものはケンマロンではきれいになりませんのでまた違う方法を使わなければならないのですがそれはまた次に機会にお話します。

表面の汚れや荒れだけを取り除いてくれるのでオリジナルの塗面を損なうことなく作業することができるのが最大の利点です。

ペーパー、ケンマロンを使って木部を均したら
埃を取り除きます。

このとき間違っても
ブロアーやエアーガンなどで吹き飛ばしてはいけません!
塗装作業するのに埃を舞わせて良い塗装ができるはずがありません。
掃除機や布で埃が舞わないようにするのが普通です。

埃を拭き取ったら
次は着色です。
着色にはオイルステインを使います。

オイルステインは広範囲場合は刷毛を使って塗りますが
この場合脚の一部分なのでウエス(布)につけて脚に塗ります。

脚にまんべんなく塗ったら別のきれいなウエスでオイルステインを
完全にふき取ります。

オイルステインは木の表面に塗料をのせるというものではなくて
木に染み込ませて着色させるというものです。
なのでしっかり塗装がされている表面には染み込んでいかず、色がつくことはありません。
ウレタンやラッカーの仕上げしたものにはオイルステインは着色効果を発揮しません。

オイルステインを入れてふき取ったら
しばらく乾かします。

今日はこの辺で。
次回は仕上がりをお見せできると思います。
お楽しみに。

そうそうヤンキースの井川が結婚していたそうな。
朝、小倉(ヅラが今日も決まってた)がやっている番組で
井川のインタビューの風景を見て
結婚報告は短くておもしろくなく、ふてぶてしい感じで・・・・
ナンタラカンタラいってましたが、

なんでお前たちにそんなこといわれなあかんねん!!
結婚報告しなきゃいけない法律とかあんの?
おもしろおかしく報告しないといけないの?
何様じゃ!!!
自分らは嘘ばっか並べて番組作ってるくせに!!!
レタスでやせたら全員やせとるわ!!!

また少し熱くなってしまいました。
すみません・・・

ではまた


アンティーク家具の脚折れ修復 その2

こんばんは。

すっかり春ですね。
今日梅の花が咲いているのを見ました。
また寒くなったらかわいそうですね。
花見をしながらお酒いいですねー

さて
前回はアンティーク家具の脚折れの修復のお話をさせていただきましたが
今回は続きで その2 です。


折れをパーツに分けて接着するところまでお話しました。

次の作業は
折れている所がくっついてはいますが
割れている所がきれいに割れていればくっつければ強度は出るのですが
この場合割れのところが少し欠損してしまっていて
その欠損している部分に隙間ができてしまっています。

より強度を出すために割れの部分を貫通するようにダボ(木の棒)を補強として入れます。
このダボは締める際にパーツに切ってしまったところをジョイント(接合)させる役割も兼ねています。

ダボを入れたら(ダボを入れるときも当然木工ボンドをつけます)
ダボと接合部分に木工ボンドを入れ
本体の脚とはたがねを使ってしっかりと圧着します。

このときに接合部分に隙が出ないようにすることは当たり前ですが重要です。

間違ってもフィニッシュネイラーと呼ばれるエアータッカー(エアーを使って釘を打つツールです)で接合部付近を打ってとめるなどもってのほかです。
しっかり圧着させればそんなものは必要ないのです。

脚を締めるときだけではなく
躯体を締めるとき気をつけなければいけないのは、かたつきです。

締めすぎてしまったり、置いてある床が大きく歪んでいたりすると
締めて、はたがねを取ったときに躯体が歪んでかたついてしまうのでできるだけ水平な所で締めることが重要です。

躯体が歪まないようにしっかりはたがねをかけたら、
先程の割れの欠損してしまった少しの隙間にパテを埋めます。
パテを使ってよいときの定義は前にお話しました。(多分・・・)

しっかりと割れをとめたあとの隙、小さな穴とこのようなところには使います。

両方とも入れます。

これで1日また置きます。
今日はこの辺で。

次回は塗装に入ります。
お楽しみに。

皆さん朝晩はまだ寒いので
しっかり着ていきましょうね。


アンティーク家具チェストの脚折れ修理です。


こんばんは。

大分ご無沙汰しておりました。
忙しいことはいいことだと言い聞かせながら仕事に追われていました。

さて
今日は脚折れの修復方法についてお話したいと思います。

画像のようにチェストの脚の貫(ストレッチャー)が折れてしまったそうです。
木ですからあまり負荷をかけすぎると折れてしまうこともあります。
この場合お子様がストレッチャーに乗っかってしまい折れてしまったようです。
幸い、折れあとがきれいなので作り直すことはしなくていいようです。

この修理の目的は

脚の強度 を取り戻すことと

折れあとを分からなくすることです。

さて早速作業に取り掛かりましょう。

まずはこのままでは接着が難しいので
脚をのこぎりでカットしてパーツに分けて
折れを接着します。

その後折れている部分に木工ボンドをたっぷりいれ
はたがねを使ってしっかりと圧着します。

この状態で1日置いておきます。
木工ボンドの乾燥時間は3時間~ですが
完全に乾かさないと圧着が不十分になりますので
必ず1日は置きます。

ここで手を抜けばあとでまた修復が必要になる場合がありますので
時間を短縮するような修復をしているようなところは
あまりおススメできません。

乾燥させますのでこの続きは
また次回に

なんかもう春ですかねー
散歩が気持ちよくなってきました。
でも春になると花粉がーーー!
今年は花粉が少ないといいなー

それではまた