チャペルのアンティークベンチの修復 その2

こんばんは。

今日は チャペルのアンティークベンチの修復 その2 です。

早速修復に入ります。

このようにぐらつきの原因は
脚が割れてしまっていることと脚の付け根が緩んでしまっていることにあります。

傷や欠損がないように慎重に脚をはずします。

慎重にといってもはずすときには叩いてはずさなくてはいけません・・・
チャペル内ということで厳かな雰囲気が漂っています・・・
音を出すのをためらいながらも、祭壇、ステンドグラスにすみませんと思いながらすばやく作業することに努めました。

まずは割れているところをしっかり接着し
それから脚と組みます。

はたがねをかけてしっかり圧着します。

カサデアンジェラ様より出来るだけ強度を出していただきたいということと
元々強度が出にくい構造なので、木の面材に隠すようにL字形のプレートを入れました。

さて
内訳ですが
   
チャペルベンチ脚ぐらつきなおし1脚   3時間 

実作業で3時間です。

料金は1時間8400円+1時間5250円×2

=18900円です。

+今回は補強用のプレートを入れましたので1脚あたり285円が別途かかりますので

合計 1脚19185円です

参考にしてください。

今回は結婚式を挙げるチャペルということで
カサデアンジェラ様のお時間の合間にお邪魔して作業してすぐ撤収という形をとらせていただいています。

それに1度に一気に作業できるようなものでもないので
1回で2~4本作業するという進め方です。

家具の出張修理ならではの可能な方法なので
会社やショップなどでもお時間の合間にお伺いして
修復、修理をさせていただくことが出来ますのでお気軽にお問い合わせください。

大きな家具などは動かすことも大変ですし
お客様にご負担いただくことにもなりかねません。
ぜひ出張修復、修理をお申し付けください。

今までは個人のお客様が多かったのですが
大きな企業とのお取引をさせていただいて大変勉強になります。
何事も経験ですね。

現在もアンティークベンチの修復は継続中です。
全部で20台以上ありますので、今半分を終わったところです。
まだまだ頑張ります!!!
すばらしいコメントもいただけたので元気100倍です!!!!

カサデアンジェラ様に行かれたときは是非ベンチを見てください。
もちろんベンチだけではなくすべてが素敵なので!!

Casa d’ Angela カサデアンジェラ様
HPは こちらです。

それではまた
お楽しみに。


チャペルのアンティークベンチの修復

こんにちは。

今日は チャペルのアンティークベンチの修復 です。

横浜の関内にある Casa d’ Angera ( カサ デ アンジェラ)様からご依頼いただきました。
カサデアンジェラ様は結婚式のトータルプロデュースをされており、
建物の中には素敵なチャペルがあります。

そのチャペルはステンドグラスやパイプオルガンどれもすばらしいです。
祭壇、壁などもすべて海外からアンティークを取り寄せたそうです。
その中にご依頼の受けたチャペルのベンチがあります。

このベンチもアンティークで質感、材、容姿はすばらしいです。
ご依頼内容はこのベンチの脚がぐらついているので修復してほしいということでした。

構造上ぐらつきがでやすいものですが
購入される前か購入されて納品されるまでにちょっと手抜きな修復をしていた形跡があり・・・
割れたままくっついているのもあります。

それにしてもすっかり朝晩と寒くなりましたね。
今日はいいお天気で皆さんお出かけでしょうか?
私は・・仕事です・・・
こんな日は公園で日向ぼっこですねー

今日はここまでで。
次回は修復に入ります。お楽しみに。

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イギリスアンティーク家具オークチェア 001A8 の修復 その2

こんばんは。

今日は イギリスアンティーク家具オークチェア 001A8 の修復 その2 です。

前回は組みなおし、締め直しまでお話しました。

締めたときにはみ出たのりはその時にふき取っておくのが当たり前ですが
乾いて、はたがねをはずしたら残っていないかどうか確かめます。

カタツキがないかをしっかり確認してから
塗装に入ります。

まずはいつものようにケンマロンで磨きます。
このチェアの塗装は傷みがひどいところがいくつかあったので
そこはメスできれいにしてから磨きます。

その後ステインを入れてよく拭きとります。
オークチェアは座は落とし込みのものが多いので
座を取って、シートが収まるところもクリーニング、ステインを入れます。

少し乾燥させたら
色のはげているところなどをリタッチして着色します。

その後シェラックニスを塗って完了です。
塗装の荒れていたところはメスでこすってしまったところは
しっかり塗装面を作って、艶と質感を合わせます。

よく乾燥させてワックスをかけて終了です。

シートの布地は張り替えなくていいとのことでしたのでそのままです。

先日お客様へ納品させていただきました。
喜んでいただけました。

やっぱり喜んでいただけることが非常にうれしいです。

また買っていただけるお客様のためにしっかり修復していきたいと心に誓った今日でした。

オクーアンティークスのアンティーク家具ショップでは
大量の商品があるわけではありません。
ただお客様が喜んでいただけるような商品をご用意できればと日々捜索しております。

ショップの在庫にないもので、お客様が何かお探しのものがあればお気軽にご相談ください。
全力でお探しいたします!!!
(見つからないときもありますが・・・・)

それでは
今日はこの辺で。