イギリスアンティークドローリーフテーブルの天板塗装修復、溝修理 その3

こんばんは。

今日は イギリスアンティークドローリーフテーブルの天板塗装修復、溝修理 その3です。

全体にオイルステインを入れます。
当然溝にもしっかりと入れます。

木を埋めたところはやはり色や質感が違うのでリタッチで合わせます。

リーフの裏、中天板の裏にもしっかりシェラックニスを入れます。

後は質感、色を合わせていきます。

中天板とリーフの色が違うのは写し方が悪かったためです・・・・
すみません・・・・
当然同じ色です。

さて
内訳ですが
   
ドローリーフテーブル天板溝直し   1時間 
            再塗装 3.5時間

実作業で4.5時間です。

料金は1時間8400円×4.5時間

=37800円です。

参考にしてください。

それでは次回をお楽しみに

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イギリスアンティークドローリーフテーブルの天板塗装修復、溝修理 その2

こんばんは。

今日は イギリスアンティークドローリーフテーブルの天板塗装修復、溝修理 その2 です。

まずは溝を直します。

前回溝のある理由はお話しました。

本来ならば組みなおして溝を縮めるのがいいのですが、
フレームがものすごくがっちりついているのでばらすことはしません。

なので溝に木を埋めることを選択しました。
溝を埋めるためにたまに妙な修理をしているお店を見かけます。

その溝にパテを埋めたりシリコンを埋めたりしているところがあるようです。
問題外です。

まずパテ、パテは接着力がありません。
埋めたすぐは問題ないかも知れませんが、次第に乾燥しやせてきます。
溝も広がってくれば、結果は・・・・ポロポロ取れてきます。

シリコン用途としては間違ってはいないかもしれません。
でもそれが目に見えるところ、アンティーク家具にふさわしい見た目なのかどうか、甚だ疑問です。
見えないところや裏側ならまだ納得はいきますが・・・

私もガラスの固定などには使いますが・・・
表にすぐ見えるところには使いません。

ということで耐久性、修復という観点から同じ材の木を使います。

溝の幅に合わせて木の厚みを調整し、溝にしっかり収まるように加工します。

その材を溝の側面と接着します。
底とくっつけてしまうと木が逃げれなくなってしまうので必ず側面とだけ接着します。

溝を木で埋めたらそのまま乾燥させます。

乾燥したら塗装作業に入ります。

まずはテカテカの塗料をはがします。

その後サンディングして木地を整えます。

今日はここまでです。
次回をお楽しみに。

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イギリスアンティークドローリーフテーブルの天板塗装修復、溝修理

こんばんは。

今日は イギリスアンティークドローリーフテーブルの天板塗装修復、溝修理 です。

画像のように元々天板がテカテカに塗装されていて、お客様がそれが非常に嫌でずっと直したいと考えていたそうです。

人それぞれ好みがあり、テカテカにしてとにかくきれいしたいというお客様もいらっしゃいますし、アンティークらしさを重視する方もいらっしゃいます。
でも・・・アンティーク家具にはアンティークにあった塗装するのがベストだとは思います。

もうひとつ直して欲しいというのが天板の溝です。

ドローリーフテーブルの多くはフレームが組んであり、その中に鏡板が入っています。
その鏡板とフレームの間には元々細い溝があります。

その溝は木が暴れるのを逃がす効果があります。
木は季節によって伸縮、膨張します。
その溝がないと暴れたときに逃げ場がなくなり、
反ったり、割れたりしてしまいます。

ただ鏡板が無垢板の場合、その変化が大きいため溝が大きくなってしまうことがよく起こります。
その溝にごみや埃などが入り込んでしまい汚いというお客様多いようです。

かといって溝を安易に埋めてしまっては他に負担がかかってしまう場合があります。

でも溝は何とかしたい・・・当然ですね。

まず溝は小さくすることを考えます。
天板のフレームを締めなおして、溝を小さくするのです。
そうすることで余分な負担を避けることが出来ます。

ただフレームを締めなおすのに一度ばらさなくてはいけません。
フレームが緩んでいれば当然締め直しをするので問題ないですが
せっかく緩んでいないものをはずすのはちょっと気がひけます。

それと仮に溝を小さくして組みなおしたとしても
溝の分天板を縮めるのですから何ミリか元の大きさより小さくなってしまいます。
その小さくなった分、削ったり、調整したりしなくてはいけません。

出来れば溝は埋めずに、詰めずに木が戻るのを待つ。
気の長い話ですがそれが一番です。

でもやっぱり直したい・・・当然です。

早速直しましょう!!!

っと今日はここまでです。

次回をお楽しみに。

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