イギリスアンティークゲートレッグテーブルの修復 その6

こんばんは。

今日は イギリスアンティークゲートレッグテーブルの修復 その6 です。

ウォーターステインが完全に乾いたら
ステインを入れます。

もちろん裏にも入れます。

後は色、質感を合わせて仕上げます。

裏側のニスも忘れずに入れます。

よく乾燥させてワックスを掛けて終了です。

さて
内訳ですが
   
脚の組みなおし、調整   1時間 
天板再塗装      3.5時間

実作業で4.5時間です。

料金は1時間8400円×4.5時間

=37800円です。

今日はここまでです。
次回をお楽しみに。

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イギリスアンティークゲートレッグテーブルの修復 その5

こんばんは。

今日は イギリスアンティークゲートレッグテーブルの修復 その5 です。

いよいよ塗装作業に入ります。

まずはいつもの通り荒れている塗装をきれいに均します。

均したらサンディングをしてきれいにします。

次に脚をクリーニングします。

今回のお客様は脚はクリーニングのみでというご依頼ですので
まずはケンマロンで汚れを取り、
全体にステインを入れて、
ワックスで仕上げる工程です。

天板が付くところや、裏側もしっかりクリーニングして

ステインをいれて、
ワックスで仕上げます。

脚を先に仕上げることで天板の色、質感を合わせることができます。

脚が仕上がったところで天板の塗装に入ります。

今回はまずはウォーターステインというものを入れます。

これは水に溶かして使う、染料です。

元の色が黒味が強いものでしたので
ステインだけでは塗り重ねていってもどうしても赤茶っぽくなってしまい
黒味を出すことが出来ません。

そこで下地に黒のウォーターステインを入れて黒味を出します。

ウォーターステインには赤や黄、緑、青など色々な種類があり
アンティークの独特の風合いが醸し出す青黒さや緑っぽさ、黄色味、赤味などを出すのに使います。

こうすることで様々な色を出すことが出来るのです。

通り一辺倒の塗装ではいつも同じ色になってしまいます。

アンティークショップの家具を見回して、きれいだけれども何か同じような感じがするのはその微妙な色を出し切れていないからです。

アンティークショップに行った際には家具の一番の顔である天板の色を見てください。

顔の表情に違いがあればその修復は確実なものです。

天板全体にウォーターステインを入れたらよく乾かします。

今日はここまです。
次回をお楽しみに。

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イギリスアンティークゲートレッグテーブルの修復 その4

こんばんは。

今日は イギリスアンティークゲートレッグテーブルの修復 その4 です。

組み終わったら全体の調整です。

ゲートの開きを確認。

問題がなければ天板と脚との調整に入ります。

まずは両側天板と中天板とのこすれをなくす調整です。

両側天板の裏側には中天板とこすれないようにRに掘り込んであります。

こすれをなくすにはまずはこのRの部分をきれいにしてみます。

それでもだめなときは、Rの部分をサンディングして擦らないようにします。

サンディングもあまりしすぎてしまうと薄くなってしまい強度がなくなりますから適度なところでやめます。

それでも擦れるようならば丁番のところで掘り込んだり、木をかまして浮かせたりと調整します。

それでもだめなら中天板側を削ります。

まずは見えないところで調整、そこでだめなら初めて見えるところを削ると順序をとります。

中天板側を削ってしまえば楽ですが、それは修復ではありません。

今回は裏をサンディングして擦れなくなりました。

丁番はビスをしっかり締めます。

丁番はさびていたり、動きが悪い場合でなくてもCRC(潤滑油)をスプレーしておきます。
そうすることでさびを防ぎ、動きもよくなります。

天板をしっかり取り付けて水平や段差がないか確認します。
あれば調整します。

これで木工作業は終了です。

今日はここまでで。
次回をお楽しみに。

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