こんばんは。
前回お手入れ法についてお話させていただきましたが
肝心なことを忘れておりました。
ワックスとは・・を説明するのを忘れてしまいました。
すみません。
ここでお話しするワックスとは
BEESWAX(蜜蝋ワックスとも言われます)のことです。
BEESWAXはイギリスでは伝統的に使用されてきたワックスです。
現在様々な用途のものがありますが、このワックスが一番原始的で天然素材のみで構成されたワックスです。
その成分は蜜蝋とテレビン油のみです。
蜜蝋とは羽化後の12~20日の働き蜂のロウ分泌線から分泌されたものが蜜蜂の巣の構築材となり、この巣を集めて精製したものが蜜蝋です。
なんだかおいしそうだと思うのは私だけでしょうか?・・・
テレビン油とは赤松や黒松の樹幹にキズをつけて得られるもので、これが生松脂であり、含油樹脂であり、これに水を加えて蒸留したものがテレビン油です。木からいただく命の油といった所でしょうか。
それぞれが天然素材ですから当然体に害のあるものではなくシェラックニスという天然塗料で塗装されているアンティーク家具には相性抜群なのです。
このワックスは無臭ではありませんBEESWAX特有のにおいがあります。
私は何十年もの間かいでいるので心地いいですが(というか気にならないです)はじめての方は人によって少し気になるかもしれません。ただ塗って少し1日、2日たてばほとんどにおいはしなくなりますので安心してお使い下さい。
アンティーク家具のショップには大体置いてあります。
当ショップにも常備しております!
Beeswax(蜜蝋ワックス)をお探しの方はこちら
値段もそんなに高いものではないのと1度買ってしまえば何年も使えるのでお持ちになっていたほうが良いでしょう。
ただ気をつけていただきたいのは「家具用ワックス」として市販されているもの(日本製・外国製に関わらずです)はシンナーなどの溶剤が含まれている場合がございます。溶剤が入っているものを使ってしまうと、塗装を溶かして薄くしてしまったり、シミになったりするものもあります。ご注意ください・・・
そんなアンティークには欠かせないワックス掛け・・・
もしご自分でかけるのが大変な方がおられましたら「出張メンテナンス」をさせていただきます!
お気軽にご相談ください!
また宣伝してしまい申し訳ありません。
次回は・・・
アンティーク家具に使われる着色剤についてお話しする予定です。
それでは