こんばんは。
お世話になっております。
イギリス・フランス・ヨーロッパ・アメリカアンティーク家具修復・修理、アンティークショップのオクアンティークスです。
アンティーク家具の修理、修復の実例ご紹介!!です。
今日はアンティークの修理の基本中の基本!アンティーク家具ベントウッドチェアの木部ぐらつき修理、塗装直し(再塗装) その2 です。
アンティークを修理、修復するために必要なのはいかにオリジナルのアンティークの風合いを残して元の状態に戻してあげるかということです。
ただ綺麗に、ただピカピカに仕上げてはアンティークの歴史そのものを消してしまうことになります。
かといってアンティークの風合いを残すためにクリーニングのみということもまたおかしな話です。塗装の劣化が進んでいるのにオリジナルを損なわないように称してクリーニング、ワックスだけで済ますのも実用品としてのアンティークではなくなってしまいます!
観賞用ならばそれでも良いですが・・・
アンティークにふさわしい修復が施されていることが重要です!!
前回までは締め直しまでご紹介いたしました。
本日は塗装作業です。
座面は綺麗に見えても、べたつきや汚れ、塗装の劣化が進
こちらは比較的綺麗なほうです。
こちらは結構な痛み・・・
まずはそのべたつき、よごれ、塗装の劣化している部分を
シェラックニスの溶剤を使用します。アルコールですね。
次にサンディングをします。
均すときも微妙な力加減が必要です。(これは長年やって
ただただ綺麗に、という家具のリペアということではなく
サンドペーパーを使って均すのですが、完全に剥離した場
その理由は必要以上にアンティークのパティーナを消さな
背もたれも同じように溶剤で均して、サンディングです。
全体もサンディングします。
埃、ごみなどを飛ばしてオイルステイン(着色剤)を入れ
全体にステインにもまんべんなくオイルステインを入れます。
この状態でワックスでの仕上げも可能です。
今回はシェラックニスを入れて、2脚の色を合わせて、濃く仕上げて欲しいというお客様のご希望に沿って仕上げます。
座面の色は大分違いますね。
全体を濃い目に仕上げます。
座面もしっかり色合わせします。
背もたれの色も全体とのバランスを考えて色をあわせます。
アンティークらしい色の濃淡は生かしつつ、2脚の色を合わせて仕上げました!
色や仕上げはお客様のご希望に合わせて色々変えられます。
お気軽にご相談くださいね。
今回はここまです。
次回をお楽しみに~
アンティーク家具出張修復、修理、ショップ、買取、委託販売、その他家具の修理、加工、改造、アンティーク照明器具・ランプ・スタンドの修復、修理、加工を承っております。
イギリス、フランス、ヨーロッパ、アメリカのアンティークやヴィンテージの家具・雑貨・照明、ランプのネットショップです。
Oku-Antiques へのお問合せは
- Mail info@oku-antiques.com
- Tel 090-6515-3867 (10:00~18:00)
- LINE LINE ID 「 @oku-antiques 」