こんにちは。
お世話になっております。
イギリス・フランス・ヨーロッパ・アメリカアンティーク家具修復・修理、アンティークショップのオクアンティークスです。
アンティーク家具の修理、修復の実例ご紹介!!です。
今日は アンティークの修理の基本中の基本!アンティーク家具ベントウッドチェアの木部ぐらつき修理、塗装直し(再塗装) その1 です。
アンティーク家具を修理するものとして基本中の基本の1つがベントウッドチェアの修理です。
よくお客様に工程を見せて他の業者に真似されないの?と言われます。
そんな時は、「真似はできてもそれはただの真似事で本質ができていません。経験に基づく修理と真似事とでは仕上がり、強度、家具に対してもその差は歴然です。」とお答えしております。
こうして工程をお客様に見ていただくことで、お客様が長く使うためにはどういう修理がされていなくてはいけないのかを知っていただくことができるからです。
現状のベントウッドは躯体が緩み、塗装が劣化した状態で
まず一番緩みが出やすい前脚をはずし、ストレッチャーも
ストレッチャーとは貫のことでリング状の部材です。
前脚をはずして接着剤の残りやごみや埃などを綺麗に取り
修理を繰り返しているうちにダボの部分が段々と痩せてきてしまいます。そうすると緩みが出やすくなります。
もし痩せてしまっている場合はダボに楔を打ったりして強度を上げます。
後脚のジョイント部分はボルトとナットで固定されていま
その部分をしっかりと締め直します。
前脚に接着剤をたっぷりつけ再度はめなおします。
ストレッチャーのねじも締め直し。ねじが利かなくなって
背のねじの緩みも締め付け、もちろん一度はずしてごみや
あとは「はたがね」という器具でしっかり締めて、十分に乾燥させます。
歪みがでないように締め付けの際も十分気をつけます。
今日はここまでです。
次回をお楽しみに!!
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