こんばんは。
久しぶりの修復のブログです!
今日は フランスアンティークサーバーの大理石割れの修復 です。
このように移送中に割れてしまったようです。
アンティーク家具の配送はアンティークの特性をわかっていないとなかなか難しいものです。
私が自社配送をできる範囲であればできるだけ配送させていただければと思います。
かなり粉々に見えますが、破片はすべてそろっていますので何とかなりそうです。
大理石用の接着剤をたっぷりつけて、
はたがねで締めてしっかり圧着、固定します。
ただはたがねを締める力の加減を間違うと、割れの断面がくずくずになってしまうので注意が必要です。
細心の注意を払って締めます。
乾燥は1日置いておけば乾くと書いてはありますが、
より乾燥をさせるために丸2日このままおいておきます。
接着剤をたっぷり入れましたが、はみ出たものは乾く前にきれいにふき取ります。
この作業を怠ると接着剤が表面に残ってしまい、それをとるのに大理石を傷つけてしまう可能性があるので重要な作業です。
しっかり乾燥を確認してから、慎重にはたがねをはずします。
割れを締める際には、当然のことですが段差や隙が出ないように締めます。
大理石の表面を均すために品番の大きいペーパーで磨きます。
着色が必要なところがあれば着色します。
ただ石なので塗料は乗らないので、大理石用のパテを使ってそこを着色して、質感を合わせます。
完成です!!!
さて
内訳ですが
フランスアンティークサーバーの大理石割れの修復 2時間
実作業で2時間です。
料金は1時間8400円×2時間
=16800円です。
幸いにも割れかたがきれいだったので作業は比較的スムーズに行きましたが、割れの断面が大きく崩れていたり、欠損が多いときは補強のために裏側にベニヤを張って強度を出す場合もあります。
今回はもちろんその必要はありませんでした。
いやーなんか久しぶりに修復のブログをアップしたので疲れました・・・
ためずにやらないとだめですね・・・
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今日はここまでです。
次回をお楽しみに。