アンティークオールドパインチェストの修復です。(アンティークの修理と修復の実例をご紹介)

アンティークオールドパインチェストの修復です。

今回はチェストの修理です。
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まずは背中…背板パネルもそのパーツもない状態です…そのせいで躯体はグラングラン…
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両側面のひび割れ。
それに伴って引き出しのレール部分も外れています。
photo-3,4
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引き出しの底板も割れて外れています…フレームも割れています。
photo-5,6
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まず背板。躯体のグラングランを止めるために背のパネルを作り直し、がっちり固定。
photo-7
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側面の割れをしっかり締めて、締めきれない部分は木やパテで埋めます。
長年割れはそのままになっていたのでスジは残ってしまいますが、質感と色を合わせます。
photo-7,8
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底板は一枚一枚外して、締め直し、しっかり一枚の無垢板底板になったところで引き出しとして組み上げて一杯のがっちりとした引き出しに仕上げます。
もちろんこのあと引き出し滑りの調整をし、現代の通常引き出しと同じように機能を戻します。
photo-9,10
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天板や引き出しの欠けはそのままで良いとのお客様のご希望です。
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今回も綺麗に仕上げて元の状態に戻して欲しいとのご依頼でしたので綺麗に仕上げました。
綺麗にと言っても永く時間を経てできたアンティーク本来の持っている古傷を出来る限りのそのままに、質感は現在の全体コンディションに合わせて仕上げます。
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今回もお客様に喜んでいただけたので嬉しいです。いつもお客様に喜んでいただけるのを楽しみに仕事してますっ!!


アンティークバタフライテーブルの脚割れ修理です。(アンティークの修理と修復の実例をご紹介)

アンティークバタフライテーブルの脚割れ修理です。

今回はバタフライテーブルの脚パネルの割れ修理です。
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脚のパネルは3枚の無垢板を繋ぎ合わせて一枚の大きな脚パネルとなっています。
その継ぎ目から割れてしまったようです。
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無垢板のものは割れをたまま時間が経つと反りが起きてしまうことがあります。
今回も少し反りがあり、ただ接着するだけではジョイントの面にズレが出ます…
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その反りも矯正しつつ、ジョイント面をフラットに、しっかり接合、圧着します。
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接着、強度を確認して仕上げます。
色、質感を合わせます。元々ジョイントの部分なのでジョイントの筋は見えますが、元通りです。
photo-4
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今回も綺麗に仕上げて元の状態に戻して欲しいとのご依頼でしたので綺麗に仕上げました。
綺麗にと言っても永く時間を経てできたアンティーク本来の持っている古傷を出来る限りのそのままに、質感は現在の全体コンディションに合わせて仕上げます。
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今回もお客様に喜んでいただけたので嬉しいです。いつもお客様に喜んでいただけるのを楽しみに仕事してますっ!!


ピルッカチェアの脚折れ、製作と締め直し。(アンティークの修理と修復の実例をご紹介)

ピルッカチェアの脚折れ、製作と締め直し。

今回はピルッカチェア(Pirkka Chair)、フィンランドartek(アルテック)社ピルッカシリーズは、フィンランドの家具デザイナー「イルマリ・タピオヴァーラ」によって1955年にデザインされました。美しい…
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この3本のダボで形作られたフォルムが特徴的ですが、基本的には差し込んであるだけなので、木の痩せ、長年の荷重によって緩んだり、外れたりしてしまうのです…
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3本のダボで負荷を分散しているもののある意味一番修理が多いのも仕方がない部分です。
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今回はその脚を支えているダボが折れてしまっています…
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まずは折れている部分は補強では強度が出ないほどの破損なので製作。
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フォルム、太さ、長さを合わせて。
組み上げて締め直します。
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しっかり圧着したところでブラックペイント。
艶と質感を合わせて仕上げます。
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今回も綺麗に仕上げて元の状態に戻して欲しいとのご依頼でしたので綺麗に仕上げました。
綺麗にと言っても永く時間を経てできたアンティーク本来の持っている古傷を出来る限りのそのままに、質感は現在の全体コンディションに合わせて仕上げます。
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今回もお客様に喜んでいただけたので嬉しいです。いつもお客様に喜んでいただけるのを楽しみに仕事してますっ!!