イギリスアンティークゲートレッグテーブルの修復 その5

こんばんは。

今日は イギリスアンティークゲートレッグテーブルの修復 その5 です。

いよいよ塗装作業に入ります。

まずはいつもの通り荒れている塗装をきれいに均します。

均したらサンディングをしてきれいにします。

次に脚をクリーニングします。

今回のお客様は脚はクリーニングのみでというご依頼ですので
まずはケンマロンで汚れを取り、
全体にステインを入れて、
ワックスで仕上げる工程です。

天板が付くところや、裏側もしっかりクリーニングして

ステインをいれて、
ワックスで仕上げます。

脚を先に仕上げることで天板の色、質感を合わせることができます。

脚が仕上がったところで天板の塗装に入ります。

今回はまずはウォーターステインというものを入れます。

これは水に溶かして使う、染料です。

元の色が黒味が強いものでしたので
ステインだけでは塗り重ねていってもどうしても赤茶っぽくなってしまい
黒味を出すことが出来ません。

そこで下地に黒のウォーターステインを入れて黒味を出します。

ウォーターステインには赤や黄、緑、青など色々な種類があり
アンティークの独特の風合いが醸し出す青黒さや緑っぽさ、黄色味、赤味などを出すのに使います。

こうすることで様々な色を出すことが出来るのです。

通り一辺倒の塗装ではいつも同じ色になってしまいます。

アンティークショップの家具を見回して、きれいだけれども何か同じような感じがするのはその微妙な色を出し切れていないからです。

アンティークショップに行った際には家具の一番の顔である天板の色を見てください。

顔の表情に違いがあればその修復は確実なものです。

天板全体にウォーターステインを入れたらよく乾かします。

今日はここまです。
次回をお楽しみに。

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