アンティークベイキングテーブル天板傷の修復 その4

こんばんは。

今日は アンティークベイキングテーブル天板傷の修復 その4 です。

前回はステインまで入れました。

後は色あわせと質感を合わせていきます。

まずは色のはげてしまっているところをリタッチします。

この2箇所はお客様が直してほしいとご依頼のあった部分です。

リタッチして目立たなくさせます。

次にシェラックニスをタンポ刷りで重ねて塗面を作っていきます。

画像のように布を手の大きさにお団子のようにつくり、
そこにシェラックニスをつけます。

それを木目に沿って塗っていきます。
ムラにならないように均等に塗っていきます。

これを繰り返して、塗装面を作りながら、質感をあわせていきます。
最初に入れたステインの色でオリジナルに近づいたので
タンポ刷りの合間にステインを入れてふき取るという工程を繰り返すことで
色は合いました。

傷のところもこのように分からなくなりました。

この後、よく乾燥させてワックスを全体かけて終了です。

さて
内訳ですが

天板塗装直し 2時間 

実作業で2時間です。

料金は1時間、出張料込みで8400円+1時間5000円=13650円です。

参考にして下さい。

暑いですねー
もう夏ですねー

皆さんは夏の計画はもう立てていますか?

会社で働いているとなかなか先の予定を立てるのは難しいものです。
でも休むために仕事をがんばるっていうのもたまにはいいのでは・・・

休みがあって働けるのです。

メリハリが必要ですね。
働くときは集中して働く、休むときは休む!これです!!!

まだ日本には残業が美徳みたいな考えの人が多いようですね。
残業してるからがんばってる、時間通りに終わらせて帰るのは悪みたいな空気なんでしょうね。

急ぎの仕事が入れば当然終わらせなくてはいけません。
ただ急ぎの仕事が入ったから残業って考えは違いますよね?

まずはそれを時間内終わらせるためにはどうすればよいか、それを考えます。
それでも終わらない仕事であれば残業すべきか、明日に回せる仕事なのか判断します。

当然周りの状況も確認します。
手伝わなければいけない仕事があればそれのフォローに回る。当たり前です。

ただ世の中がんばっている人だけではないようです。
終わらなければ誰か手伝ってくれるだろうと思って仕事をやっている輩もいるようです。
私たちも人間です、見るからにそういう仕事の仕方をしている人間の手伝いはどうしてもいやいやになりかねません。
終わらないこと、残業していることを他人のせいにしている人間もまた始末が悪いですね。

基本は自分に与えられた仕事は自分でこなす。

人海戦術とか仕事においてはあまり意味のないものです。
なんの戦術も計画もなしで臨機応変にという感じです。

事前の戦術、計画があった上で、その仕事をやっていて常に柔軟に対応できるようにすることが臨機応変ということです。
それをしなくては無駄に人と時間を使うだけです。

こういう言い方をすると、すごくドライな人と思われるようですが・・・

残業をしていることは恥ずべきことだと発奮しなくてはいけないのでは?
仕事のできないやつ、仕事を納期に終わらせられていないということに他ならないのです。

時間を湯水のように使っていい仕事といえるのでしょうか?

その仕事のプロとして報酬をもらっている以上、
最短の時間で、最高のパフォーマンスを見せるのが当たり前ですね。

といっても予定通りに100パーセント終わらせられるわけはないのです。
ロボットではなく人間ですから。

そこは周りがバックアップすればよいのです。

でもそれはやるべきことをやってそれでもどうにもならなかったときです。

お客様に迷惑をかけるわけにはいきませんから。
私たちが残業しようが何しようがお客様には一切関係ないのですから。

なんか久々に熱くなってしまいましたね。

それではまた

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アンティークベイキングテーブル天板傷の修復 その3

こんばんは。

今日は アンティークベイキングテーブル天板傷の修復 その3 です。

前回はサンディングまでやりました。

次に埃を取り除いた後、オイルステインを入れます。

適量をウエスにつけて全体にのばします。
その後きれいなウエスで完全にふき取ります。

拭き残し厳禁です!!!

ここで入れるステインの選択は重要です。
薄すぎて工程を必要以上に増やしてしまったり、
濃すぎて、もう1度やり直しなどということは避けなくてはいけません。

余談ですが
オイルステインは手につくと、なかなか取れないのです。

指紋の溝に入り込んでしまうので、石鹸で洗ったぐらいでは取れません。

まして荒めのスポンジで洗って落ちますが、手が荒れてしまいます。

そこでお勧めなのが塗料のオカジマで売っている?(たぶん売ってます)
快速フレッシュなるものがよく落ちるのです。

以前の会社で使っていたものですがとにかくかんたんに油汚れが落ちます。

においもフレッシュと名がついているぐらいですからさわやかな香りです。

今は使っていませんがやっぱり手の汚れが落ちないので
塗料のオカジマに行って探してきます。

これだけ塗料のオカジマの宣伝したから
快速フレッシュ1年分プレゼント!!!なんてないですかね。

ないですね・・・・

今日はここまでで。
次回をお楽しみに。


アンティークベイキングテーブル天板傷の修復 その2

こんばんは。

今日は アンティークベイキングテーブル天板傷の修復 その2です。

天板全部を再塗装ではなく、部分的に再塗装します。
そのためにマスキングテープで養生しました。

前回はここまでお話しました。

早速、傷のある塗装面をまずはメスで落とします。
いつもの通り、スチールウールにメスをつけて均していきます。

必要なところだけ均します。

均したところで傷の確認をします。
ここで傷が深かったりするとサンディングを強くやらなければならなかったり、天板がソリッド(無垢板)である場合は、アイロンとたっぷり濡らしたウエスを使ってスチームで傷を戻すということもやります。ただスチームを使えるのはソリッドのみです。プライウッドに使うと化粧版のノリはがれてしまうので使ってはいけないのです。

今回はプライウッドですが、幸い傷が深くないのでサンディングも軽めでOKです。

サンドペーパーでサンディングします。

今日はここまでで。
次回をお楽しみに。