アンティーク家具 ラックの虫食い修理 その4

こんばんは。

今日は アンティーク家具 ラックの虫食い修理 その4です。

足した材がしっかり圧着しているのを確認してからはたがねをはずします。

次は塗装です。

まずはペーパーで均します。
特につなぎ目に段差が出ないように注意します。

均したら次はオイルステインを入れます。
入れるオイルステインを間違えないように選択します。
間違えると真っ黒になってしまうので・・・

細かいところをまずは小筆を使って入れます。

それから全体に入れます。

ムラなく入れたら拭き残しのないようにしっかり拭き取ります。

その後、シェラックニスを塗って色を合わせます。

パインの家具の仕上げはパイン専用のブライワックスというものを使って仕上げるので色をあわせるところまでをシェラックニスでやります。

ただしっかり塗装面を作ってあげないとブライワックスをかけると色がはげてしまうので注意が必要です。

塗装が終了したら十分に乾燥させます。

今日はここまでです。
またお楽しみに。


アンティーク家具 ラックの虫食い修理 その3

こんばんは。

今日は アンティーク家具 ラックの虫食い修理 その3 です。

虫食いの処理は終了しました。

次はカットしたところを元に戻します。

元に戻すといっても虫食いの材はもう使えないので
パインの古材を使います。

これは不要になった棚板を取っておいたものです。
厚み、質感、木目があっている材を選択します。

アンティークの修復は古材をとっておくことで成り立ちます。
アンティーク家具の現状の状態に欠損はよくあります。

その欠損を直すためには材、質感、木目をあわせなくてはいけません。

お客様の要望での材の交換や
パーツがあまりにも欠損しすぎていて手持ちのパーツでは直せないときは
全部交換する場合もあります。

そういったときに出た古材やパーツは修復のためにとっておくのです。

場合によっては状態のひどい家具や需要のない家具などを修復の材料として購入するときもあります。

この古材をカットしてしまった元の形に成形して
本体と接着します。

いつもの はたがね を使ってしっかり圧着させます。

今回の締めは脚が斜めになっているので圧着するために少し工夫が要ります。

斜めになっているところにはたがねをかけても滑ってしまってうまく締められません。

そこで滑らないようにはたがねを固定するのはいつもよりはたがねを多く使ってパズルのように締めます。

ある意味芸術的なセンスがいるかもしれませんね。

このまま固まるまで1日置いておきます。

今日はここまでです。
またお楽しみに。


アンティーク家具 ラックの虫食い修理 その2

こんばんは。

今日は アンティーク家具 ラックの虫食い修理 その2 です。

キクイムシを退治するスプレーをしてしばらく置いた後
使えない部分はカットします。

脚先はほとんどカットします。強度が出ないので・・・かわいそうですが仕方ありません。

断面は穴は残っていますが強度があるところは残します。

カットしてから念のためもう一度スプレーしておきます。

その後、穴をふさぐためと、強度を少しでも回復させるため木工ボンドを
穴にたっぷり刷り込みます。

すべての穴に木工ボンドを刷り込んだら固まるまで1日置きます。

今日はここまでです。

今日は暑かったですねー
やっと夏が来たんですかね。
梅雨明けはもうしていいんじゃないですかね。

天気予報は最近ぜんぜんあてにならないので信用してないです。

毎日自分の第6感を信じて天気決めてます。

それでは。
またお楽しみに。