アンティーク家具の梱包方法、発送まで

こんばんは。

今日は アンティーク家具の梱包方法、発送まで です。

アンティーク家具を発送するのはお客様はもちろんのこと発送させていただく私もどきどきします。

運送会社によっては非常に荷物を荒く扱うところもあり、運送会社の選別は必要不可欠です。

お客様が気に入られて購入されたアンティーク家具を破損されてはたまったもんじゃありません。

そんなお客様の不安を打ち消すために梱包はこのように行っています。

ベントウッドを例にお話します。

まずは平面の部分が大きいところに薄紙を巻きます。

特に広い面は梱包材が接しやすく、夏場などはエアキャップ(プチプチのことです)くっついて後になってしまう可能性もあるので先に薄紙を巻いておきます。

次にエアキャップ(プチプチのことです)で全体を巻きます。
もちろん二重巻きです。

脚の裏もしっかり巻き込みます。

次に角にエアキャップを当てます。
角は当たりやすいので二つ折りにしたエアキャップを必要な分に切って当てます。

脚の裏と脚先はもっとも破損の可能性のある部分です。
そこにはダンボールを箱型にして脚に履かせます。
こうすることで破損、汚れ、濡れから家具を守ってくれます。

最後に包装紙で巻きます。
包装紙といっても強い包装紙ですので破れる心配はありません。

最後にPPバンドといわれるバンドを巻いて
梱包が外れないようにして終了です。

箱物はダンボールに入れますが、こういう椅子の場合は箱にいれてしまうと粗雑に扱われる場合があるようで倒れて欠損ということもありました。

椅子の場合などは形を見せてあげることでそれが何かを認識してもらえるので破損を防ぐ効果があるようです。

アンティーク家具を破損させないように、なおかつお客様のところであまりごみにならないように梱包する。ある意味梱包も芸術です。

遠方のお客様にはこのように安全に品物がつくように日々模索しています。

発送をご希望のお客様にもうひとつお勧めなのはヤマトのらくらく引っ越し便です。
これはヤマト運輸のほうで梱包してくれるのでヤマト運輸にかなりのプレッシャーをかけてくれます。そのため非常に梱包も丁寧で、破損にも十分すぎるほど気を使っているようです。

近場のお客様には自社納品で安全にお届けいたします。

オクーアンティークスでは
アンティーク家具のフィッティングというサービスをさせていただいております。
簡単にお話しますと、アンティーク家具をネットで見ただけで買うのはちょっと不安・・・という方に、ご希望のアンティーク家具をご自宅までお持ちしてお客様の思っていた雰囲気に合っているのかどうか確かめていただけるサービスです。(有料です・・・)
アンティーク家具のフィッティングをご希望の方はこちらです。

是非お試しください。

今日はここまでです。
次回もお楽しみに。


アンティーク家具 ドローリーフテーブル天板の塗り替え その5

こんばんは。

今日は アンティーク家具 ドローリーフテーブル天板の塗り替え その5 です。

前回はオイルステインまで入れました。

天板にシェラックニス入れたいところですが、色が違うところが必ずあるはずですのでそこをリタッチして色を合わせておきます。
早めにリタッチしておくことで塗装面を作りながら質感をあわせることが容易になります。
後に回してしまうとせっかく作った塗装面にリタッチの際のざらっとした質感を乗せてしまい、そこから質感をあわせるのに工程が余計にかかってしまいます。


リタッチ前


リタッチ後

リタッチが終わったらよく乾燥させた後、ケンマロンでざらつきをとります。

まずは天板裏面にシェラックニスを入れます。
もちろんサンドペーパー、クリーニング後のものにです。
天板裏面があまりきれいではない場合(元の状態で塗料が飛び散っていたり)はオイルステインを入れてからシェラックニスを入れます。
両面に塗装を施すことで、反りや割れなどをある程度抑制することが出来ます。

当然リーフも同様です。

そのシェラックニスが乾燥したところで天板表面の塗装に戻ります。

シェラックニスを塗り重ねていきます。

色と質感を合わせます。

しっかり乾燥させて、ワックスを天板にかけて終了です。

さて
内訳ですが

出張させていただき、その場で天板再塗装のほかに脚カットがありましたので
   
ドローリーフテーブル脚カット   1時間 
ドローリーフテーブル天板再塗装  3.5時間

実作業で4.5時間です。

料金は1時間、脚カット出張料込みで8400円+天板再塗装8400+1時間5250円×2.5時間

=26775円です。

参考にして下さい。

また次回をお楽しみに。


アンティーク家具 ドローリーフテーブル天板の塗り替え その4

こんばんは。

今日は アンティーク家具 ドローリーフテーブル天板の塗り替え その4 です。

前回は下地づくりまで終わりました。

いよいよ塗装を入れていきます。

天板の溝をきれいにすることは前回お話しました。
まずはその溝にしっかりとオイルステインで着色します。

オイルステインを入れることでごみの付着、水分などの浸透を少し防いでくれます。

細かい溝にオイルステインを入れてから全体に同じように入れてしっかりと拭き残しがないように拭き取ります。

全体に入れたら乾燥させます。

今日はここまでです。
また次回をお楽しみに。