アンティーク家具にもパテは使われています!

こんばんは。

今日は冷たい雨でしたね。
皆さん風邪を引いたりしていませんか?
仕事をしているとなかなか風邪を引いても休みにくいものです。
でも咳をしながら会社に出てくるのはいかがなもんでしょう?
ゴホゴホと咳をアピールしたいのか、ほんとに風邪なのかはどうでもよくて、咳するならマスクをする、最低でも手で口を塞ぐなど当たり前のマナーです。
私がいつも風邪を引くのは会社でうつされるからです。
皆さんがんばるのは良いですが他の人にうつすのはやめましょうね。

さて前置きが長くなりましたが・・・・

今日はアンティーク家具にもパテは使われているということをお話します。

パテはオクアンティークスでも使用します。

そのパテはウッドパテ、エポキシパテ、フィラーと呼ばれる様々なものがあり、普通にホームセンターなどに売っています。
簡単に成形でき、削れるのでパテは使い方しだいでは非常に使い勝手の良いものだとは思います。

ただパテは使いどころを考えないといけません。

なぜならパテには接着能力がないのです!

パテを使用するのは穴状のものか小さな溝だけです。
それ以外に使うとコツっとぶつかっただけで取れてしまうのです。

ましてや角の欠損に使うなどもってのほかです!!!!

角や彫刻はただでさえひっかっかりがあるところですからそんなところにパテを使って、いかにきれいに塗装してもすぐにまた取れてしまってまったく意味がありません・・・

角や彫刻には必ず木目をしっかりまわりにあわせてアンティークまたはそれに順ずる木材を接着し、成形します。

それが当たり前の修復です!!

またパテが取れてしまうのは当たり前のことですが、パテに塗装が食いつかないのでちょっと擦るとすぐ色が剥げてしまうのです。

塗装は簡単に言うと木に食いつくことですぐにはがれないようになるのです。
パテには塗料が食いつくことが出来ないのです。ですからすぐにはがれてしまうのです。

パテは使用します、使用しますが用途を限定して使っています。

角にパテを使っているのは修理ともいえません・・・

アンティーク家具を購入する際には角などをジーっとみてください。
なんとなくおかしな艶があったらお店の人に聞いてみることでしょう。
ちゃんと答えられなようなら・・・・よく考えましょう。

今日はこの辺で

次回はアンティーク家具に使うビスについてお話します。

日曜日は雪になるかも知れないそうです・・・
子供のときや学生のときなら大喜びでしたが・・・
降ったら降ったで楽しみますか。

それでは

 

 

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アンティーク家具の虫食いについて

こんばんは。

今日もいい天気でしたね。
散歩してのんびりしていたい所でしたが今日も仕事・・・
なんで休みの日は寒いのに仕事の日はぽかぽかなんですかね。
仕方がないことですが・・・

さて気を取り直して・・・

今日は木材につく虫(ウッドワーム)についてお話します。

アンティーク家具につきものの虫食いです。

表面に小さな丸穴を残して木に食い込み、そして方向を変え、いろいろな動き方しながら入り込んで表面に近い所で休んでから表に出ます。

ウッドワームは卵を産んで木の中に残します。

その卵が孵りまた卵を産む・・・

その繰り返しで木材がウエハースのようにスカスカになってしまい指で少し押しただけでぼろぼろ取れてしまっているものも中にはあります。

そういう場合は強度、他の材への被害を食い止めるためにここは材の交換もやむ終えないことです・・・
何せ強度がまったくないのですから。

ただし交換する際にも出来る限りアンティークの古材でサイズの合うものから切り出して使用します。
まったく見えない部分や、構造材など交換することによって強度が増す場合はプライウッドを使用させていただく場合もございます。

不必要な材交換はせず、出来るだけ現状を生かすことを心がけています。

その処理方法ですかホームセンターなどで売っているキクイムシ用の殺虫剤が売っていますのでそれを使います。
ノズルがついているのでそれを虫穴にブスッと差し込み、スプレーを「おみまい」します。

しばらく置いた後その穴を木工ボンドをすり込んで穴を塞ぎます。
それでスプレーの効果を中に閉じ込めてやっつけます。

数日おいて虫がいないことを確認してから、穴の表面近くはパテなどで埋めて着色します。
大体の虫はこれで大丈夫です。

絶対にないとはいえませんがほぼ大丈夫です。
ただ卵が死なない場合また発生することが稀にあります・・・
その時はまた同じ処理をします。

虫食いを見つけたらすぐに処理することをおススメします。
なぜなら他の家具や家自体に進軍を始めてしまう可能性があるからです。

小さい穴なので見つけにくいですが粉のような木屑が出ますので分かると思います。
もしあったらすぐに処理をしたほうがよいです。

木屑がでていても虫が必ずいるわけではなく、昔の穴から木屑がでてきてしまっている場合もございます。

虫食いや虫食いの疑いがある場合はお気軽にご相談ください!!

アンティーク家具を購入する際に背中や底の裏、引き出しの裏側など細部にわたって確認することをおススメします。
特にパイン材の家具は虫食いが当たり前のように虫食いや虫食い跡がありますので十分に確認してください。

今日はこの辺で。

次回は・・・・

おたのしみに。

 

 

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アンティーク家具の合板(プライウッド、化粧板、ベニヤ)について

こんばんは。

前回は無垢板(ソリッド)のことと合板(プライウッド)が使われ始めたいきさつについてお話しました。

今日はその続き・・・・っとどこまで話しましたっけ?・・・・

そうでした、プライウッドの使われ始めた理由その2でしたね。

それは強度とコストの面で優れているということです。
割れ、反りについてはまったくないわけではありませんがソリッドに比べ数段優れています。

それにあわせて強度。ソリッドは木目に沿って割れてしまいますがプライウッドは木目が交互にそれも何層にもなっているわけですから強いですよね。

コストの面もホームセンターなどに行けば分かると思いますが無垢板と合板との価格の差は歴然です。
それは現代もアンティーク家具の作られた時代も同じでしょう。

そんなプライウッドも長い年月が経てば表面の化粧版(ベニヤ)が浮いてきてしまうことが多々あります。
何事も天下無敵ということはないのです・・・

アンティーク家具の内部を良く見てください。
そうするとプライウッドはいたるところに使われています。

背板、側板、底板あらゆる所に使われているのです。

すべてが無垢材が使われている家具はその価値と存在感、重厚感は十分にあります。

しかしプライウッドが使われていてもアンティーク家具の歴史の過程で使われてきたものですから決して価値の下がるものではないということをしっかり覚えておいてください。

いい表情(木目)を持ったものもたくさんあるのも事実ですから。
スライスした綺麗な木目を組み合わせてガレのような一枚の芸術作品を作れる!それがベニヤの最大の武器でもあります!

本日はこのくらいにしておきましょう。

次回はもう少し木材の話をしたいと思います。

まったく話は変わりますが私は激烈阪神タイガースファンです。
あと少しで25年になります。
私が人生で一番継続していることです。
そのタイガースにいた、井川慶選手がニューヨークヤンキースの入団記者会見での一言
「アイ アム ケイ イガワ」って中二かっ!!極楽とんぼの加藤も言っていましたがあそこまでひどいとは・・・・
いまどき野球馬鹿はあんまりいないのかと思ってましたが久々に野球馬鹿をみて、なんだかしょうがないのー応援してやるかという気持ちになりました。

それではまた

 

 

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