お世話になっております。
アンティーク家具の修理の実例をご紹介!
今日はアンティークのファイルキャビネット修理。濃く塗装と加工(リメイク)です!
現状はというと・・・
色がすごく薄い、塗装が荒れているということ。
お客様のご要望その1 「荒れている塗装を整えて、色を濃くして欲しい」
もう一つは、
図書館で使われていたファイルキャビネットなのでファイルを収納するための仕切りがついています。
お客様のご要望その2 「仕切りを取って底板を作成、普通の引き出しとして使えるようにして欲しい」
この再塗装と引き出しのカスタムというご依頼です。
引き出しの仕切りを取り・・・
金具等を全部はずすと・・・
ぽっこり穴が開いています。
その穴を木で埋めて、底板を取り付けます。
穴はまったくわからなくなりましたね~底板はご自信でも交換できるように取り外しできるようにしておきました。
次に塗装の直し。
まずは荒れている塗装を表面を綺麗にして、サンディング。
天板と引出1杯だけシェラックニスを入れてあります。
シェラックはには薄い色しかついていないので、木の持っている色だけでも最初よりは濃くなりましたね。
アンティークの木はやっぱり新しい木とは違って色に深みがあります。
もう少しミディアムに仕上げます。
完成~!
色はお客様のご指定の色。
うん、良い色ですね~
ちょっと写真が暗いですが・・・引き出しの仕上がり。
引き出し正面の金具は少しクリーニングしてそのままつけました。
カッコイイですね!
側面は
側面のパネルはベニヤですが良い色、良い木目が出てます。
天板の仕上がり。
マットに、アンティークらしい質感を出しながらも清潔感も忘れずに。
アンティークの質感を損なわないのは重要です。でも汚いのがアンティークではないです。ましてや小さなお子様がいらっしゃるご家庭に清潔でないアンティークやヴィンテージはご法度です!
お客様に仕上がりの画像を送って、OKが出たのでお届けしてきました!
床の色とあまり違いすぎないようにということでミディアムに仕上げたのです。
広いリビングにすごい存在感!カッコイイです!!
(お客様のご自宅の画像はお客様に許可を得て取らせていただいております)
色や仕様を変えるだけで印象と使い勝手が大きく変わります。
アンティークと言えども使い勝手をよくする加工は頻繁に施されています。
色を濃くというのはある程度下地をしっかりつければ可能です。
色を薄くというのは基本的には塗装をある程度または全部落とさなくてはいけないので結構手がかかります・・・
今回の修理と加工もこのアンティーク家具の歴史の一部となって、お客様によって大切にお使いいただけると思うとすごく嬉しいですね!
また次回をお楽しみに~
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