アンティーク家具の引き出しの表面を再塗装(塗り替え)です。

こんばんは。

今回はアンティーク家具の引き出しの塗り替えのご依頼です。

引き出しは天板と同様、よく手に触れるところです。
当然使っていれば色がいい感じに落ちてきます。
ですがこのお客様の場合は乾燥によって塗装が劣化してしまったようです。


こうなってしまっては上にきれいな塗装をのせたとしても
そのうちに根こそぎ剥がれてきてしまいます。

このように塗装面がぽろぽろ取れてきてしまっている場合は
一度その劣化している塗装を取り除かなくてはなりません。

取り除くときに使うのが
メス (シェラックニスの溶剤でアルコール)です。

スチールウールにメスをつけ、劣化した塗面をきれいに落とします。

このときに気をつけなくてはいけないのは劣化した塗面のみを取り除き
ベースの塗面が生きていればそれを落としてしまわないように注意することです。

シェラックニスは1度で塗装面ができるのではなく
何度も塗り重ねていくことで塗装面を構成していきます。

例えば塗装面が8層だったとしましょう。
水をこぼしてしまいしみになってしまった。

この場合すぐに塗り替えるということにはなりません。
メスを使って水が染み込んでしまったところを少しづつ落としていき
それが上から4層であれば残りの4層は生かして塗装をします。

こうすることでそのアンティーク家具の持っていた風合いを完全に取ることなく、なおかつ塗装作業の工程を少なく済ませることができ
お客様の出費を抑えることができます。

これがアンティーク家具の修復というものです。

ただこの場合ベースの部分まで塗装が劣化してしまっているので
やむなくしっかり塗装を剥がさなくてはいけません。
この作業で中途半端に塗装を残してしまうと塗装面に段差ができ
せっかく塗りなおしても汚い塗装になってしまいます。

風合いを落としてしまった以上ここからアンティーク家具の修復する者の腕の見せ所です。

続きはまた次回に

お楽しみに


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