こんばんは。
今日は イギリスアンティークラウンドテーブル脚の配送事故による折れ、欠損の修復 その2 です。
前回折れている脚の部分を接着するところまでお話しました。
しっかり脚がくっついていることを確認してクランプをはずします。
~1箇所目~
~2箇所目~
割れ後が生々しいですが、今状態で強度は大分回復しています。
ですが、元の強度に戻すためにカップリングという修復方法で強度をよりだしていきます。
まずは木を埋め込む場所を掘り込みます。
脚の折れをカバーするよう木を埋め込めるように両側を掘り込みます。
その後、アンティークの木をその溝に合わせてカットして
溝にはめ込み、脚折れの部分の前後を広く覆うように挟みこんで接着します。
この状態でまた1日しっかりと乾かして、圧着させます。
折れているところは、しっかりくっつけば強度が出る場合もありますが、
今回のように横に木の繊維を切ってしまうように折れている場合は、また同じように折れてしまう可能性があります。
折れの部分に負担が直接かからないように脚全体で強度を出してあげる必要があるのです。
今日はここまでです。
次回をお楽しみに。
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