こんばんは。
今回はアンティークデスクの修復 その7です。
前回はリタッチをした所までお話しました。
今日はシェラックニスを塗っていきます。
容器にシェラックニスを入れメスを少しだけ入れます。
刷毛を使って塗りますが、刷毛の毛が抜けないようによくしごいてから使います。そうしても刷毛の毛が抜けてしまうことはあるのでその都度取り除きながら塗っていきます。
刷毛にシェラックニスを適量につけ(これが結構難しいです)
木目に沿ってムラなく塗っていきます。
細かい所にしっかりシェラックニスを塗っていくことが必要です。
塗り忘れのないように確認します。
引き出しの底は交換したので無塗装の状態です。
しっかり塗装面を作っていくために何回か塗り重ねます。
当然塗り重ねるのは乾いてからです。
引き出しの半分だけシェラックニスを塗った状態です。
シェラックニスはそれだけで少しの色を出しますのでシェラックニスのみで仕上げてもいい風合いが出ます。
ライトオーク色のアンティーク家具、例えばチャペルチェアなどは
オイルステインを入れずに、シェラックニスだけで仕上げます。
薄い色のアンティーク家具にはシェラックニスの色も気を使わなくてはいけません。シェラックニスだけでも若干の色が付いてしまうわけですから薄い色の家具には風合いを損ねないように無色か薄い色にあったシェラックニスを塗らなくてはいけません。
リタッチをした部分は取れないように
慎重に塗っていきます。
刷毛で何度もリタッチ部分を塗っているとリタッチが取れてしまうことがあるので注意が必要ですね。
脚全体を
ムラなく、塗り残しのないようにしっかり塗ります。
刷毛になれていない方は刷毛の線(刷毛ムラ)が付いてしまうので
つかないようにするのはすごく難しいのです。
脚が仕上がったら
次回は天板の塗装に入ります。
お楽しみに。